2021年12月16日(木)
ひらつかタマ三郎漁港にて、静岡県御殿場市にある「新倉工業株式会社」さんによるデモンストレーションが行われました。
これは、もし軽石が漁港を埋め尽くすような事態が発生した場合に、DCER(ダブル・キャパシティ・ウォーター・ジェット・エダクター)という装置を使って、軽石を除去することができるという物です。このエダクターという装置は、大きな船などに装着されているもので、船の中にある海水などを吐き出す際に利用されている装置とのこと。これを小型化・改良しポンプに異物を吸い込ませないで、異物のみを吸い込み、排出するとのことです。つまりは、軽石が大量に漁港押し寄せた場合、軽石のみを吸い込み別の場所へ移すことが可能です。
軽石が押し寄せてこないことを祈るばかりですが、万が一の際には、このような装置があれば効果を発揮する可能性もありそうですね。漁港以外でも浸水し水を取り除きたいような災害現場でも活躍しそうな品物でした。日々の漁業の現場でも活用できることを期待しましたが、今のところは活躍の場は無さそうでした。新倉工業さんでは、ミストシャワーキットの販売も行っていて、これは真夏の暑い盛りには気持ちよさそうでしたね!デモンストレーションありがとうございました。
2021年8月16日(月)
先週末から降り続く雨は全国的にも大きな被害をもたらしました。
この平塚の漁港においては、相模川に面した須賀港内に上流から流れてくる濁流とともに、たくさんのゴミが流入してしまいました。
そんな状況から、急遽漁業者が集まり、港内の清掃作業を行いました。
これから台風の季節になっていきますが、大きな被害が出ないことを願うばかりです。
さて問題です。
平塚をはじめ、相模湾では「しらす」漁は盛んで、獲ったしらすは「湘南しらす」と言われ、漁師たちが中心となって販売をしていますが、その「しらす」を獲るための網は船のどこから出ているでしょうか?・・・・・・・・。
正解は!
船の後方からです。写真にもある通り、しらすの船は船の後ろ側が低くなっており、ボールローラーと言われる網巻上げ機がついています。
しらすの群れを見つけたら網をかけて、船の後ろ側に約200m広がり、機械と人力で手繰り寄せて漁獲しています。
このしらす漁特有の動きと船の形を理解していただくことで、プレジャーボートやマリンレジャーなど海を利用する方々は目の前で作業している船が、何を目的でどんな動きをするのか見えてくると思います。是非、海に出る前に観察してみてください。
先日も、網に船が突っ込みそうになる出来事がありました。
2017年には実際に船がそのまま網を横切り、網やロープが切れてしまうという事故も発生しています。皆様ご注意を願います。
🐟平塚市漁業協同組合🐟 次回、地どれ魚直売会は6/23開催予定です。 メニュー内「地どれ魚直売会」⬇をご確認ください😀