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平塚波力発電施設にワカメ種苗を設置。ブルーカーボン増殖にチャレンジ。

2021年12月20日(月)
平塚波力発電施設にワカメ種苗を設置しました。
これは、ヤフー企業版ふるさと納税による「カーボンニュートラルを目指した波力発電関連分野、新産業創出促進事業」として平塚市の委託により実施しているものです。
波力発電施設などの構造物を有効利用して、ブルーカーボン増殖をはかり、二酸化炭素の吸収や豊かな漁場づくりにつながることを期待しています。

神奈川県三浦市にある金田漁港にて、ワカメ種苗を手に入れ、当漁港(ひらつかタマ三郎漁港)に戻り準備を行いました。
親綱に、ワカメ種苗をくっつけていきます。通常漁業で一般に使用されるロープと、ジュート素材のロープでも実験を行います。ジュートは自然素材ですので、濡れると劣化しやすくなりますが、海中でどれくらい維持できるかなど様子をみたいと思います。橋本産業様ご協力ありがとうございます。

波力発電施設への設置作業及び、撮影は渋谷潜水工業様にご協力いただきました。ありがとうございます。数か月で成長していくことに期待しています。

平塚波力発電施設周辺の水中映像からお魚たちをこっそり覗いてみました。

2021年6月1日(火)
平塚波力発電施設周辺の水中を、1年間複数回にわたり水中ビデオカメラにて覗いてみました。いろんなお魚たちがたくさん遊びに来てくれていることがわかりました!

平塚波力発電所に集まる魚たちポスター

水中にカメラをこっそり入れて観察するので、お魚たちに気づかれずに撮影に成功!優雅に泳ぐお魚たちが確認できました。
技術協力:水上洋一(東京大学生産技術研究所北澤研究室シニア協力員・テックYM)
協力:東京大学生産技術研究所林研究室/平塚市産業振興課

なお、波力発電施設は立入禁止です!
魚がたくさんいても、釣りはできません。

海藻増えないかなぁ~続・アカモク増殖プロジェクト。海に種まき。

2021年4月24日(土)
現在、ひらつかタマ三郎漁港(平塚漁港)で実証実験が行われている波力発電施設周辺でアカモクの種を設置しました。

昨年は、生分解性のロープにアカモクをつけて波力発電施設や漁港内に設置し、アカモクの増殖を期待したところですがもともと岩場ない平塚では、アカモクの種が流され定着が進まなかったようです。

今回も、金田湾の漁業者からアカモクを入手し、準備をすすめました。今年は、ブロックに直接アカモクの種をくっつけてから海中に設置する作戦としました。

右下写真:種が付着すると茶色に変色。右ブロックは付着してないブロック。

潮の流れが速いところもなかなか定着しないようで、波力発電施設で波を受けて返す「反射板」の裏あたりが少し落ち着いており、海底部分が漁港整備の際に設置された石があるのでその周辺にブロックを設置しました。

設置作業は、渋谷潜水工業さんに対応いただきました。

アカモクや海藻類が増殖し、お魚たちの保育園を作りつつも、海での二酸化炭素吸収率を高めるブルーカーボンにつながるかも!