2024年9月15日
タマ三郎のブルーカーボンチャレンジ♪久々の投稿です。
2024年4月にワカメから種を取りました。
その後取った種はどうなったのでしょうか?!
漁港内で休眠状態で保管していました。水槽に海水を張って、光量を調整していました。何回か台風にもめげずにおそらくは今のところ順調!?に育成しているようです。
ボールペンのシンほどの糸に種をつけて、水槽で寝かせてます。
顕微鏡で確認したところ、茶色いツブツブが付着しています。
神奈川県水産技術センターの普及指導員に見えもらったところ、ワカメの種でしょう!とのこと。「よかった~」とちょっと安心。
しかし、これが本当にワカメになるのか?想像がつきません。
今後も、観察を続け変化がありましたらお知らせしたいと思います!
2024年4月
「わかめ」から種が取れるって!?といって、4月19日にわかめ種取りをして育成場をセットしました。大阪に本社がある「レンゴー株式会社」さんが、「森丘商会」さん(市内にあるいろいろな人・物をつなぐ水産関連会社)の仲介で漁港にやってきました。当組合は、漁港でのブルーカーボンの取組みを紹介させていただきました。
レンゴー株式会社は、日本で初めて段ボールを事業化した会社で、パッケージを幅広く取り扱っているメーカーさん。段ボールなどの木材パルプ(セルロース)を原料とする製品を製造しています。このセルロールは生分解性素材なので、漁業や様々な分野で役立たないかなぁと模索中とのことでした。
セルロースは、フィルム状にしたセロファンや、粒状にしたビスコパールがあり、粒を固めてブロックにすることも。木から製造される天然素材。ビニールが主流となる前は、このセロファンが世間では多く使用されていたとか。セロハン(セロファン)テープってありますよね。このセロファンに接着剤をつけた商品!これがそのセルロースだって聞いてそうか!こんなに身近にあったよ~。
天然素材のセルロースを紐状にすることで、紐や網にもなるし、紐になるということは、編み込めば布ぽくもなる。
この天然素材セルロースを海水につけたらどうなるか!?天然素材なので、分解して自然界に戻る。そうですよね。どれくらいで戻るのかやってみたいですね。セルロース紐をいただきワカメの種をつけてどーなるっていくのか実験をしてみることにしました。
ワカメの種がくっつきやすいのか、くっつき憎いのか。
冬にワカメ苗設置時まで紐が残っているのか。
この日は、漁港に設置したワカメの延縄撤去日でもありました。同行された「株式会社 フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング」さんにもお片付け等いろいろとお手伝いいただきました!ありがとうございました。
今回、紐以外にハチマキのような帯もいただきました。こちらは、間伐材漁礁を設置している「発電いかだブイ」に取り付けてどんな感じになるのか様子をうかがってみたいと思います。
今回は、ブルーカーボンから派生して普段なかなか縁が無かった企業さんたちに漁港に来てもらい作業をお手伝いいただいたり、コラボ実験を行ったりと一歩進めることができました。一人ではなかなか進められないことも、力を合わせれば一歩も二歩も前進できることがある。なんだかおもしろいことが起きそうな予感です。地球環境・漁港や漁師たち、みんなが喜ぶ展開になることを期待しつつ取組みを進めていきます。
2024年4月19日(金)
「わかめ」から種が取れるって!?
私は、知りませんでした。自然界では循環しているので種のような物が飛んで行って増えているとイメージしていましたが、人工的に種をとって来シーズンへ備えるなんて。
神奈川県水産技術センターの普及員の指導を受け、種とりに挑戦しました。結論としては、種とりはバッチリできました!やってみた感想としては、種も生きている!植物であるワカメですが、生き物に感じました。とても面白かったです。次回は、子どもたちにも参加してもらい、楽しめたらと思いました。
種とりは、メカブから行いました。
メカブを刺激して、出てきた種を糸にくっつけます。
糸を秋まで管理して、冬の設置に向けて準備します。ということで、種付けは現代段階で成功したようですが、、、これからが大切。成長を見守りながら、秋冬を楽しみにしていきたいです。
当組合では、この取り組みは小さな一歩かもしれないけれど、海藻は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化解消に役立ってくれているということ、私たちが生活をしている中で二酸化炭素排出と、吸収できるよう取り組みを進めることで、カーボンニュートラルにつながること。そして、海藻が増えればお魚たちの居場所も増え、資源増につながることを期待して取り組みを進めています。
🐟平塚市漁業協同組合🐟 次回、地どれ魚直売会は、11月16日開催予定です。詳細は メニュー内「地どれ魚直売会」⬇をご確認ください😀