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発電いかだde水中観察&間伐材で海の豊かさを増やす取組み♪(槙の木:岩漁港より)

2024年4月19日(金)
岩漁港へ間伐材を取りに行ってきました。
これは、日本釣振興会神奈川県支部(アオリイカコミュニティ)に調整をいただき、岩漁港を舞台に行われている「間伐材を使用した漁礁づくり」について勉強させていただき、ついでに間伐材もいただいてきたところです。

20240419間伐材槙の木岩漁港

今回手に入れた間伐材は、槙の木。木の切り出しから事業実行をされている 岩ダイビングセンター さんよりご提供いただきました。岩ダイビングセンターさんのお話では、これまで継続的に間伐材を使った漁礁づくりをおこなってきている中で、葉持ちがよく成果が高かったのが槙の木。岩ダイビングセンターさんでは、この漁礁づくりをおこない、魚を増やしながら、ダイバーたちがお魚たちを見学する場をつくっているそうです。これは理想的な循環ですね。

20240419岩漁港間伐材設置

当漁協では、漁港内ではありますが、発電いかだde水中観察を行っているブイに設置してみました。漁港を覗くと小魚たちがたくさん泳ぐ季節になりました。魚たちがたくさん集まって漁礁まわりで遊ぶ姿が確認できましたら、報告をしたいと思います。

20240419槙の木水中の様子

●魚たちが泳ぐの様子を子供たちに見せてあげたい。
●地元飲食店のランチ待ち時間でこの映像を見れたら楽しい。
●漁港がお魚育成場になる可能性がある。
●漁港の浮き桟橋下に木を吊るせば、より海の豊かさにつながるのでは。
●海が豊かになれば、漁獲も増えるんじゃぁないかな。
とワクワクが止まりません。

発電いかだde水中観察&間伐材で海の豊かさを増やす取組み♪(竹で挑戦)

2024年4月11日(木)
海藻シーズンも終わりを迎え、漁港に設置した発電いかだに魚が集まりそうな物を設置したいなぁという衝動になってきました。
漁港近くに生えていた「竹」を設置してみよう!となりました。
竹を設置するために、海藻をつけていた枠をあげたところ、コンブはまだ健在でした。強いですね。コンブはそのままにして竹を追加することにしました。

20240411ブイに竹設置

設置には、東京大学生産技術研究所北澤研究室/横浜国立大学海事流体力学研究室/テック YM/日本ミクニヤの皆様。駆けつけお手伝いありがとうございました!
竹は、葉がすぐに落ちると言われています。枝は残るんじゃぁないかなと思っています。設置1週間後の様子を↓動画にしてみました。今のところ葉は着いていますね!

20240419竹の水中の様子

当漁協では、漁港内ではありますが、発電いかだde水中観察を行っているブイに設置してみました。漁港を覗くと小魚たちがたくさん泳ぐ季節になりました。魚たちがたくさん集まって漁礁まわりで遊ぶ姿が確認できましたら、報告をしたいと思います。

●魚たちが泳ぐの様子を子供たちに見せてあげたい。
●地元飲食店のランチ待ち時間でこの映像を見れたら楽しい。
●漁港がお魚育成場になる可能性がある。
●漁港の浮き桟橋下に木を吊るせば、より海の豊かさにつながるのでは。
●海が豊かになれば、漁獲も増えるんじゃぁないかな。
とワクワクが止まりません。

海の中を覗いてみたら。大人もワクワクする展開が待っていました。SDGS海の豊かさを守る取組みの展開♪

2022年8月
東京大学生産技術研究所北澤研究室、テックYMのご協力により、平塚沖の定置網にブイを設置する実験が行われました。これは、定置網の中の魚をカメラで確認しながら水揚げができたならば。
●魚がいるときにお魚を獲りにいく(魚がいないときは獲りにいかない)
●資源管理をしながら漁獲もできる
こんなことをイメージしました。 定置網漁業者も、海の豊かさを守る取組みにつながると感じブイ設置に参加しました。
通信テストや実際に遠隔で映像をみるなど実験が進みました。

2023年7月
ひらつかタマ三郎漁港に1つのブイが設置されました。
これは、東京大学生産技術研究所が中心となり太陽光で充電しながら、電波を使って水中の映像を伝送する実験です。大学の水槽などで実験は進められ、実際の海での実験開始となりました。
漁協としても、電池交換なしで動かすことができるような機械となれば、日々操業を行う漁業者の負担なく利用できるかも!と期待しつつスタート。

まずは漁港内に設置。
充電や通信の実験を経て、それらの課題を踏まえ実験は、次のステージへ。
2023年8月下旬、ブイの形を変え通信部分もバージョンUPさせ漁港内での耐久テストスタートです。

2023年9月下旬。
約1ヵ月間の予定でブイを設置、経過観察していたところ。水中映像にアオリイカが!感覚的に漁港の奥は、海水があまり循環しないイメージがあるので、あまり生き物はやってこないと思っていました。
ところが、何度もアオリイカの姿を確認することができ、ブイの下あたりを気に入っている様子。この映像には、漁業関係者もビックリ。漁港の利用方法は、船を泊めるだけでなく豊かな漁場形成の可能性もあるのではないかと、漁業者から意見も出ました。

(公財)日本釣振興会神奈川県支部さんとの情報交換の中で、相模湾各地でアオリイカ産卵床を設置するプロジェクト【アオリイカコミュニティ】展開されていることを耳にしていました。平塚周辺でも育てる漁業、産卵床的な取り組みを行いたいと思っていましたが、産卵床適地が無く実行は足踏み状態でした。

漁業者からの意見と、アオリイカ産卵床のイメージを実行するには
「ブイの下に間伐材を置くこと」
善は急げ、すぐにやってみたい、さぁやてみよう!

10月初旬 関係者の理解を得て、ブイの下に間伐材(実は、漁港内に生えてしまっていた雑木)を設置。カメラで様子を見ました。すると間伐材に魚が群れる様子が!魚たちの目的は定かではありませんが、キラキラした魚影が頻繁に映し出されました。

この映像を見ているだけでもワクワク、時間を忘れて見つめてしまいます。ふと色々な考えが浮かび上がりました。
●魚たちが泳ぐの様子を子供たちに見せてあげたい。
●地元飲食店のランチ待ち時間でこの映像を見れたら楽しい。
●漁港がお魚育成場になる可能性がある。
●漁港の浮き桟橋下に木を吊るせば、より海の豊かさにつながるのでは。
●海が豊かになれば、漁獲も増えるんじゃぁないかな。
とワクワクが止まりません。

これまで見てこなかった、海の中のリアルタイムをちょっと見れるようになっただけでこんなに前向きになるなんて!ブイの継続設置を漁協から関係各位に依頼しました。

2024年1月
当漁港内ではブルーカーボン増殖チャレンジを遂行中です。神奈川県水産技術センターから「かじめ」「あかもく」の苗を。他漁港から「わかめ」や「こんぶ」を仕入れ、相模湾全体で少なくなっている海藻が増えていくようにまずは漁港内で成長を見守っています。水中カメラとコラボして、現在は海藻をカメラで確認、観察を続けています↓↓↓

地球温暖化や資源減少など、海を利用させてもらっている身としては、様々な課題があり一人では解決できない大きな壁です。しかしながら、東京大学生産技術研究所北澤研究室、横浜国立大学海事流体力学研究室、テック YM、ファーストシーン(株)、 日東製網(株)、平塚市、漁師たち。みんなの力で漁港をフィールドとして課題可決に一歩でも取り組めること感謝しつつ、今後もできることからコツコツと取組みを進めていきたいです。