「漁業について」カテゴリーアーカイブ

漁師さんが使ってる道具「マキリ」です

今日は漁師さんが普段使っている道具をご紹介icon_biggrin.gif
2012.4.18マキリ
「マキリ」と呼ばれるこの道具、網を切ったりするために携えてます。
魚をさばくのにも使える小刀です。
漁師さんは海上での作業に使用することが多く、作業中に海へ落してしまうことも度々だとか。
マキリに浮きを付けて沈まないように工夫している方などもいますが、もしかしたら沖合の海底を見たら「マキリ」が何本も落ちてるかもしれないですね。

漁師直伝のスレ防止対策!スレ巻き網 大胆な海の男から器用な技を盗む。


今日、定置網 川長三晃丸の親方を講師に、
スレ巻き網を使ったスレ防止対策術を教えてもらいました
これは、沖合に設置してる定置網に使われているテクニックで、
擦れて傷んでほしくない部分や、補強したい部分によく使われています。
当組合は、組合員が船の底を掃除する際に使う、高圧洗浄機を持っていますが、
洗浄機のホースに傷が着くと、すぐに痛み穴があき使えなくなることがあります。
大切に長く使うためにも、傷防止策を行います。
この作業、意外と大変。まずはスレ巻き網を作るところからスタートでした。
数日前からコロコロとロール状に網を巻き下準備
そして、ホースに巻いていきますが、しっかりきれいに巻くにはコツがあり、
力を抜くところと入れるところ、巻く方向や持ちかた、手の使い方など技があります。
20mの高圧ホース、今日は10mでやめました。明日続きをやろうと思います。
海の男、漁師たちは、声も体も大きく大胆なところもありますが、
下準備や網の補修などとても緻密で技が必要な作業も多いなぁと改めて実感です。

平塚の定置網について


定置網は、沖合い水深30m~40m付近に
東西に300m 南北に500mの大きさで設置しています。
海の中で
固定設置している網に自然に魚を迷い込ませて獲る漁法です。
当組合の組合員が所有する定置網は、
東京大学の波浪観測タワーの少し沖に1つと
烏帽子岩の近くにある1つの計2つです。
漁の様子は下記を見てください。

とある日の操業風景
左側)川長三晃丸  右側)日海丸