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毎年恒例の事業「海底耕うん」今年1回目を行いました

今年も毎年恒例の「海底耕耘」事業スタートです。
お天気も良く、海も穏やかな状況で行った今年最初の海底耕耘は、漁場の改良、 海底のごみ回収、生物資源の調査など、さまざまな目的のある事業です。
特に今年の目的としては、平成24年から稚貝放流を行っている「ハマグリ」の資源調査に力をいれたいと考え、従来のものとは異なる耕耘機を準備して1回目の海底耕耘を行いました。
先月行われた新春漁業者交流大会にて、藤沢市漁協が発表したブランド、「湘南はまぐり」に続けと海底耕うん事業前に藤沢市漁協の葉山組合長にお知恵をいただきならのスタートです。

今回の海底耕耘の一つの調査目的であったハマグリも含め、さまざまな生物が確認できました。海底耕耘は今年度あと5回計画しています。海底の状況を把握し、資源管理、環境を意識しながら、漁業者の所得増を狙った取組に繋がることを期待しています。

今期最後の海底耕耘実施。今期はゴミも生物も少なめでした。

海底耕耘事業、今期最後の6回目を行いました。
今日は徐々に南風が強くなってくる状況のなか、
定置網「川長三晃丸」を使用してひらつかタマ三郎漁港(新港)
西側を耕耘しました。
(耕耘中の海況。奥に平塚沖の波浪観測塔 )

この事業は海底を耕すことで固まった海底をほぐし、
海底土壌改良をすることで魚の集まりやすい環境を
作るという目的のほか、ごみの回収、生物資源の調査も
含んでいます。
今期予定していた6回の耕耘が終了し、海底に溜まったゴミの回収量、
貝・魚類などの生物資源は少ない結果でした。
魚の住みやすい環境をつくり魚が集まってくるることが漁業者の
漁獲高の向上になることにもつながっていきます。
この海底耕耘事業、広い海ではひっかき傷程度にもならないような
ものかもしれませんが、良い環境づくりにつながることを願っています。

今シーズン5回目の海底耕耘実施。今日は相模川河口沖を耕耘しました。

海底耕耘事業、今期5回目を行いました。
今日はお天気はまずまずだったのですが、南風で波もある
状況のなか、定置網「日海丸」を使用して相模川河口沖海域を
中心に耕耘しました。
(当日の海況と海から見た相模川にかかる湘南大橋 )

この事業は海底を耕すことで固まった海底をほぐし、
海底土壌改良をすることで魚の集まりやすい環境を
作るという目的のほか、ごみの回収、生物資源の調査も
含んでいます。
今日はゴミの回収は少なかったですが、貝類などの生物資源も
少ない結果でした。
魚の住みやすい環境になることを目指して、今シーズンは
耕耘事業をあと1回行う予定です。