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今期最後の海底耕耘を実施しました

豊かな漁場をめざし、海底を耕すことで漁場を改良、海底のゴミも回収、さらには地先の生物資源の調査も兼ねた「海底耕耘」事業。
今日は定置網「川長三晃丸」の船を使用して平塚新港~相模川河口沖を約2時間かけて耕耘しました。
昨日までの寒さも和らぎ、陽気も海も穏やか。
そんな状況でしたが、海底はゴミが堆積していたようで、今期6回のうちで一番多いゴミの回収量となりました。
ゴミは枯葉などがほとんどで、生物類はほとんど採集されませんでした。

2月から行ってきたこの海底耕耘事業、6回目の今日で今期は終了です。
広い海原のなかで僅かの範囲を耕耘できたにすぎず、漁場の改良には小さな効果かもしれません。
それでも少しでも生物が集まりやすい環境を作り、漁業の活性化につながるよう、来期以降も継続していきたいと思います。

2022.3.24海底耕耘