農協の出荷メールやブログ更新は、なぜ当日朝9時頃になるのですか?前の日にお知らせはしてもらえないのですか?

【あさつゆ広場での鮮魚販売は、一定の条件が整ったときに漁師がお魚を出荷する仕組みで成り立っています】

①鮮魚を出荷している定置網の水揚げは原則水曜、日曜、祝日がお休みです。これは市場の運営に連動して水揚げしている事情があります。

②■海の状況が悪く水揚げができない場合
■水揚げ量が少なく出荷できる魚が確保できない場合
は出荷いたしません(できません)。

③水揚げができ、出荷できる魚が確保できた日に、あさつゆ広場への出荷をしております。

④朝1:30に漁港に集合し、沖合にある網締めを行い3:30帰港。選別出荷作業を行い、6時の市場セリに間に合わせるよう仕事をしています。
出荷する魚はこのように水揚げをしているため、その日の朝でないと何が出荷できるかわかりません。

漁師は、あさつゆ広場へ出荷する魚の袋詰めを行い、8時頃にはあさつゆ広場へ陳列へ行きます。同時に出荷する魚の内容をブログやメールで配信する準備をします。当日の業務次第になりますが、できるだけ早くお知らせできるように手分けして作業を進めています。

【定置網漁業は待って入った魚を獲る漁法】
・定置網という漁業の性質上、何がどのくらい水揚げができるかもその時次第となります。

ゆえに、明日・明後日の出荷販売は予定していても、必ず水揚げ出荷というお約束ができません。荒天により出港できない、漁場へ行ったが潮が早く網があげられない、漁場へ行ったが魚が少ない(いない)。自然と共に漁を行っていますので、こういったことが起こります。

【漁獲量は一定ではない】
・特に冬場は水揚げ量が少なくなり、漁は行っているが、あさつゆ広場への鮮魚出荷できる機会も少なくなります。

【あさつゆ広場定休日以外でお休みする日は伝えるように】
事前に水揚げをお休みすることがわかる際にはメルマガやホームページでできるだけご案内しております。
網のメンテナンスや台風・トラブル等で確実に水揚げできない場合は、お知らせするようにさせていただいております。

平塚の漁業について概要を教えてください。

私たち平塚の漁業者が操業している相模湾は、湾口が外洋に広く開き水深が深い開放型の海です。この海には、魚種1300種、カニ類350種、貝類1100余類が生息しているといわれ、国内でも有数な海洋生物の宝庫として知られています。その相模湾の中央に位置する平塚市は、漁業の歴史も古く16世紀半ばには組織的な漁業が行われていました。

現在は、サバ・アジ・イワシなどを対象とした定置網漁業とシラス船曳網漁業を中心に、ヒラメ、イセエビを獲る刺網なども行っています。(参考動画はこちら)また、遊漁船業も盛んで首都圏・県央より多くの釣り愛好家が乗船にきます。毎月第四金曜日に開催する「地どれ魚直売会」では、一本釣りの活魚を中心に、定置網朝どれ鮮魚、シラスなどその日獲れた当港水揚げの魚たちを楽しむことができ、ご好評を頂いております。