「自然エネルギー」タグアーカイブ

ありがとう!波力発電。今週中に解体撤去。

2022年2月1日(火)~
ひらつかタマ三郎漁港では、波力発電施設の解体撤去作業がスタートしました。撤去作業は順調に行けば、今週末には完了してしまうとのこと。なんだかとても寂しい気がします。

最初は、未知の施設に漁業者も不安が多く、すぐに壊れてしまうのでは?漁業への影響はないか?など様々な意見もありました。スタートしてからは、東京大学や平塚市、関係企業さんのご尽力もあり実証実験が進められ、当組合としても施設に集まる魚たちの観察を行いました。終盤には、ブルーカーボンの増殖試験場として活用させてもらうなど、波力発電施設が防波堤の沖側にあるというメリットを感じながら、立入り活用させてもらいました。

改めまして、波力発電実証実験事業に携わった皆様、非常に良い経験と可能性を感じさせていただき、また自然エネルギーを活用するというプロジェクトに参加させていただきありがとうございました。これで終わった!?わけではありません。これをきっかけに、社会問題の解決に繋がる、繋げられる漁港として活動を進めていきたいです。

ひらつかタマ三郎漁港に電池推進船!繋がれ二酸化炭素削減、カーボンニュートラルへ。

2022年1月31日(月)
ひらつかタマ三郎漁港に電池推進船がやってきました。
これは、ヤフー企業版ふるさと納税による「カーボンニュートラルを目指した波力発電関連分野、新産業創出促進事業」として平塚市の委託により実施しているものです。

東京海洋大学の電池推進船「らいちょうⅠ 」を当漁港に持ち込み、当漁港から給電を行う。また、実際に漁業者に乗船、体感してもらい利点問題点と課題をモニタリングします。

2022.1.31東京海洋大学電池推進船

この日は、定置網漁業者に乗船してもらい意見をもらいました。
当漁協では、フォークリフトは電動化していますが、電動化した当初はとても静かで、運転していても運転している感じがしませんでした。今は、電気式フォークリフトは当たり前で当初の不安や違和感はなく使用しています。二酸化炭素排出を抑えるために電動漁船は必要だと感じますが、実際の費用面、現在の操業に影響が出ないかなど心配な声もあります。現在定置網で使用している船には、クレーンやキャプスタン(ロープ巻きあげる機械)などが装備されており、電動化した場合にどうなるかイメージがわかないという声も。大学や事業者の皆さん、そして水産現場、みんなの気持ちを1つに一歩でも前へ、改めてそんな気持ちが強くなる1日でした。「百聞は一見に如かず」漁業者、関係者による乗船は時間の許す限り実施していきます。

平塚漁業新技術検討会を開催。スマート漁業、海藻を使った麹、波力発電ブルーカーボンの3つのテーマで検討会実施。

2022年1月25日(火)
漁業新技術検討会を開催いたしました。
今回の話題提供は、東京久栄さんによる「MMC(マルチムーバーカタマラン)」の報告。マリンパートナーズ金巻さんによる「海藻麹の普及活動について」当組合による「波力発電所の波の遮蔽効果による藻場造成(ブルーカーボン)の実証実験について」です。

どの話題提供も、漁業の課題解決に繋がる貴重なテーマ。取組は着実に前に進んでいます。わからないこと、省力化につながりそうなこと、今後の展開が益々楽しみなことと盛り沢山ですが、漁業の課題を産学公連携により解決できるよう引き続きコミュニケーションをとっていきたいです。