「検討調査研究」カテゴリーアーカイブ

豊かな漁場をめざし今年も海底耕耘スタート!生物資源調査も兼ねての事業です。

2019年2月26日(火)
今年も毎年恒例「海底耕耘」スタートです。
豊かな漁場になることをめざし、海底を耕すことで漁場を改良、海底のゴミも回収、さらには地先の生物資源の調査も兼ねたこの事業は、少しずつ形を変えながらも20年以上続けてきました。
今年度も6日間行う予定で、その第1日目を行いました。
今日は曇り空で北風が吹き、波は少しウネリもある状況でしたが、そんな中を定置網「川長三晃丸」の船を使用して平塚沖へ。
今年も漁業の活性化につながるよう、あと5回ガンバリます。

(耕耘中の天気、海況、奥には湘南平)

平塚漁業新技術検討会を開催♪

2019年1月31日
平塚漁業新技術検討会を行いました。
この検討会は、様々なご縁とお力添えを頂きながら平塚の漁業が抱える課題解決や新技術導入など検討する会で発足から10年が経過しました。
今回の議題は、3つ!振り返ってみます。

201901031平塚漁業真技術検討会

まずは、
海里倶楽部さんより平塚漁港の定置網で水揚げされる低未利用魚の活用について、昨年夏から定置網乗船見学から始まり低未利用魚を定期的に仕入、調理して頂き利活用の検討を重ねて頂きました。料理研究家やお弁当業者、学校給食関係者まで広がりを見せています。

次に、
漁業に役立つ水中ロボットを作ろうと神奈川県ロボット実用促進補助金の採択を受け「テックYM」&「株式会社渋谷潜水工業」の共同開発で定置網漁網内を簡易に確認出来るマシーンの報告がありました。以前、平塚沖でプロトタイプの実験を行った時から比較すると更に調整進化し実用的なモデルになっていました。
実際の定置網内で使用してみたいところです。
こちらのロボットは、
第40回工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ2019」にて
株式会社渋谷潜水工業さんより出展されます。

最後に、以前開催した水中映像視聴会で得た情報から未来の相模湾を考えることも行いました。
1つは魚礁や観測タワーの今を映像で残し、今後も継続的に状況把握していくことの大切さの確認。
2つ目は、更に新たな魚礁設置計画時に効果的な構造、内容の検討です。
予算や具体的な計画があるわけではありませんが、非常に有効な情報となることを理解しました。普段見えない水中の様子を見ることから海の豊かさを認識、更にそれをもたらす山・川・海の繋がり、植物連鎖や生態系。ますます海は宝だと感じました。

当検討会立上げからお力添えを頂いている東京大学の北澤先生が教授就任となりました。おめでとうございます!

平塚の沖合を水中映像で見てみよう!

2019年1月18日(金)
当組合2Fにて、平塚沖水中映像視聴会を行いました。
これは、市内に事業所を構える「㈱渋谷潜水工業」さんのご協力のもと平塚沖にある漁礁や波浪観測タワー周辺の水中映像を撮影してもらい沖合がどんな雰囲気か組合員及び関係者で見てみようというもの。
普段船の上から海を見ることが多い漁業者は、水中の中の映像は想像の世界♪想像からリアルな実写を見ながら意見交換を行いました。

地先の漁場を豊かにしたいと考えている組合員も多く、どうやったら魚を呼び寄せることができるか、また漁礁設置について、数多くの海を潜り、ノウハウを持つ渋谷潜水工業の渋谷氏に質問もありました。
今後、相模湾が盛り上がるような展開になっていいたら!面白いと感じました。今回はまずは現状を見てみようの会でした。今後組合員はじめ関係者とも意見交換し、次の一手を考えたいと思います。